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福岡市弁護士甲能ホーム弁護士甲能はどんな心構えで仕事をしているか(事務所訓)

弁護士甲能はどんな心構えで仕事をしているか(事務所訓)

1. 弁護士法1条

弁護士法はその第1条に「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。弁護士は、前項の使命に基づき、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない」と規定しています。そこで、私の心構えも当然これに従うことになります。

1. 依頼者の基本的人権を擁護する

「基本的人権」とは難しい言葉ですが、要するに「人として大切にされる権利」という意味です。生命・身体・自由・財産を侵されるようなことがないようにするのは勿論ですが、差別されたり抑圧されたりしないようにするし、もし、その様な結果が生じていれば損害賠償などにより現状を回復する努力をします。

2. 依頼者の関わるトラブルを社会正義に沿って解決する

トラブル解決は弁護士の仕事の基本ですが、その解決の仕方が社会正義に沿わないのでは弁護士の資格はありません。「悪徳弁護士」という言葉があるように、時折、弁護士は「法の抜け穴」を教えるあくどい商売であるかの様に誤解して(期待して)相談に来られる人がいますが、そういう人は追い返すことにしています。弁護士の仕事は、依頼者を「法の正道」に導くことで、「法の裏道」を歩かせることではありません。

2. 仕事には正碓な解決方針を採用する

どうすれば依頼者の抱えているトラブルが解決するのか、法的観点と依頼者の希望との兼ね合いで一番良い方法を考え出すよう努力しています。上に書いたように、依頼者の希望が法に触れる形になりそうなときは、良く説明して考えを変えてもらうか、それがダメなら依頼を受けないことにしています。

3. 依頼者のおかれている立場(経済力も含めて)に配慮する

弁護士には守秘義務がありますので、依頼者の秘密を漏らすと罰せられることになっています。そういう規定が無くても依頼者の置かれた立場に配慮するのは人間として当然です。

また、弁護士費用が払えない人には、法テラスというところの手続を使うと、収入審査を経て弁護士費用を一旦立て替えてもらうこともできます(後で分割払いで返済する)。法テラスを利用する等して、依頼者の置かれた立場に配慮するよう努力しています。

4. 仕事は迅速にとりかかる

私の事務所は弁護士が私一人だし正確な方針との兼ねあいで中々大変なのですが、出来るだけ依頼者の希望通り早期に仕事に取り掛かるよう努力しています。